「 Danny Boy / 小池 純子 」
feat. Peter Washington(b), Gregory Hutchinson(ds)
Special guest Jimmy Heath(ts,ss on 4,5,6)
「Jimmy’s Smile 今までで最高の曲の贈り物だよ。」
― ジミー・ヒース
世界最高峰のリズム陣ピーター・ワシントン(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)とのトリオに、
伝説の巨匠ジミー・ヒース(ts,ss)も参加!
正しく夢の組み合わせとなった本作を創り上げたのは、名手、小池純子(p)。
ジャズの王道を心ゆくまで味わう1枚。
DMCD-07 税抜2381円+税
試聴音源
1 . How Insensitive (Antonio Carlos Jobim)♪
2 . Monk’s Walk (Junko Koike)♪
3 . Danny Boy (Traditional)♪
4 . Summertime (George Gershwin)♪
5 . Lush Life (Billy Strayhorn)♪
6 . Jimmy’s Smile (Junko Koike)♪
7 . I Got Rhythm (George Gershwin)♪
8 . Blues For Children (Junko Koike)♪
9 . Body And Soul (Johnny Green)♪
購入サイト
Member Profile
小池 純子
名古屋生まれ。20才からピアノトリオでプロ活動を始める。
一時、信州の山に移り住み、後インドに渡る。
91年上京。渡辺文雄らと活動。
98年渡米。俊英ミュージシャンを率いたクィンテットは絶大なる人気を誇る。
NHKセッショ ン’97’99に出演。’99初リーダーアルバム『UH HUH!』でCDデビュー。
現在、 東京、横浜を中心に、活動はトリオ、デユオ、ソロ、カルテット、クィンテットと幅広い。
ライナーノーツ
小池純子さんと初めて出会ったのはもう15年以上前、
ベーシストとして彼女のカルテットに参加したのが最初であったと記憶している。
彼女の純粋で、骨太で、歌心あふれる演奏は、常にリスナーのみならず、ミュージシャンの高い尊敬を集めている。
最近では、純子さんとは町田のジャズ喫茶Nica’sで定期的に共演させていただいている。
今年に入ってNica’sでのライブ前、彼女から単身渡米し、 ニューヨークでレコーディングしてきたという話を聞いた。
メンバーはPeter Washington(b) , Greg Hutchinson(ds) Jimmy Heath(ts,ss )
プロデューサーは、ニューヨーク在住のギタリスト 井上智さん。
彼女の、強い思いで実現した世界最高峰のメンバーである。
「どうしてもこのメンバーで自分のアルバムを作りたかった。」
その気持ちで単身渡米する行動力も敬服するが、さらに聴かせて頂いた音源に
度肝を抜かれた。
最高のメンバーが純子さんに触発され、いつも一緒に演奏しているような、
とても息の合ったアンサンブルを聴かせているのだ。
気をてらったところ、力の入った所がなく、聴きこむほどに、張り詰めていたものが取れ、光が溢れて安らぎを覚えた。
まさしく がっぷり4つに組み、高い精神性で繋がった、魂が震える名演であった。
「この作品を世に送り出す為にレーベルを立ち上げたんだ。」
直感した僕は、すぐに純子さんに会い、D-musicaレーベルからリリースする運びとなった。
最後に純子さんの持つ深い音色の理由が書かれている彼女の紹介文を
ホームページから引用したい。
安ヵ川 大樹
She has made art of her life by travel, study and experience.
She begin by moving into a deserted house in the mountain in Shinshu, Japan. She would practice her music while listening to the sound of nature, From there, she traveled and lived in India. Hearing again the songs of birds and the sounds of the wind, she also listened to the prayer-songs of various faiths and the planting-songs of different regions. After a chance meeting with Barry Harris in Tokyo, she was joined his workshop in NYC. She found in his music the silence that she felt in nature.
Thomas J. Haslam
1日目のピアノトリオの録音が終わったところに、
ワシントンD.C.でのモンクコンペティションの審査員を終えてかけつけてくれたジミー・ヒース。
間近で聴くジミーの音色は深く、私の心はたちどころに満たされ、
スタジオはリラックスした愛情あふれる空間になった。
Lush Lifeの作曲者ビリー・ストレイホーン直筆の譜面をくださったジミー。
そしてこの作品には収録されなかったが、リハーサルでのジミーとのデュオは私の宝物だ。
私のアレンジを誠意をもって理解してくれたピーター。
フルセットのドラムを自宅から運んでくれたグレッグ。
彼らの素晴らしい人柄と素晴らしい音楽、心からありがとう。
小池純子
Design
北川正 (Kitagawa Design Office)