DNCD-01税抜2095円+税
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リーダーアルバム「Trios」から2年、
1100年続く祝島の伝統神事をモチーフに生まれた"Kanmai"を始め、
佐藤浩一p 橋本学dsと共に、山中湖の静謐な空間で収録した珠玉のピアノトリオ作品集。
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Member Profile
安ヵ川 大樹(b)
1967年 兵庫県出身。 幼少時からピアノを学び、大学でビッグバンドに入部したのを機にベースに転向。 明治大学卒業後1991年 プロ活動を開始。以後国内外を問わず数多くのセッションに参加し、現在まで参加したアルバムは優に100枚を超え、数々の名盤名演を世に送り出している。2008年 D-musica設立、同レーベル代表。2009年より昭和音楽大学 ジャズ科 非常勤講師に就任。全世界を舞台に活躍する、日本を代表するベーシストである。ダイキムジカ参加作品 「For A New Day」 高田ひろ子 「Ballad of Lyrics」 村山 浩 「 Live at Star Eyes 」FEJE 「 In my words 」 堀 秀彰 「 Trios 」 安ヵ川 大樹「 Voyage 」 安ヵ川 大樹 「Night and Day」 Scene of Jazz 『Inner Voices』 高田ひろ子 『Poinciana』 Grace Mahya 『El Cant Dels Ocells』西山瞳 『First Dragon』村山浩
佐藤浩一(p)
1983年、神奈川県横浜市生まれ。5歳よりピアノを始め、16歳でジャズに進む決意をする。洗足音楽大学ジャズコース卒業後、バークリー音楽大学に進み、2007年ジャズ作曲科を卒業。帰国後の活躍は目覚ましく、自身のトリオによる「ユートピア」(ポニーキャニオン) で2011年メジャー・デビュー。その他にもRoutine Jazz Sextet、小林桂、安ヵ川大樹など多くのグループに在籍している。叙情性をもつピアニスト・作曲家として評価が高いが、常にまっさらな気持ちで臨む即興演奏を本作でも堪能できる。 ダイキムジカ参加作品 「RINGS OF SATURN」 福冨 博「 Trios 」安ヵ川 大樹『Introspect』 大村 亘 『Amalthea』 土井徳浩『Metropolitan Oasis』 Bungalow
橋本学(ds)
1976年兵庫県生まれ。幼少時7年程バイオリンを経験。中学校吹奏楽部にてドラム・パーカッションを始める。横浜国立大学入学後、ジャズ・フュージョン活動を開始。在学中にリットーミュージック社ドラムマガジン誌上ドラムコンテスト'98にて「TOSHI・NAGAI賞」を受賞。2000年横浜ジャズプロムナード・コンペティションにて平田崇トリオで「洗足学園賞」受賞。同年浅草ジャズコンテストにて、西本康朗カルテットで金賞受賞。 2001年横浜ジャズプロムナード・コンペティションにて西本康朗カルテットでグランプリ受賞。多数のバンドで、ツアー・レコーディングも行う。 2005年より「橋本学trio」をスタート。正確無比、色彩感溢れるドラミングはもちろん、作・編曲の評価も高いダイキムジカ参加作品「For A New Day」 高田ひろ子 「Trios」 安ヵ川 大樹「InnerVoices」 高田ひろ子
ライナーノーツ
楽曲紹介
1. Kanmai 神舞
タイトルナンバーである"Kanmai 神舞"は、山口県の祝島に伝わる神舞神事の勇壮な様、島の自然・波動を思い浮かべて作曲しました。トリオのメンバーとレコーディングの直前、 祝島で演奏する機会がありましたので、うまくイメージを共有する事が出来ました。三人の想いが重なり壮大な絵が描けたと思います。
2. Long Ago And Far Away
リタ・ヘイワースとジーン・ケリーが主演し、コロンビア映画によってリリースされた1944年のテクニカラー映画ミュージカル"カバーガール"からのポピュラーソングです。何も決めないでワンテイクで録りました。ピアノトリオのスウィングする楽しさと自由なフィーリングを感じて頂ければ幸いです。
3. Pray For Japan
2012年3月にリリースしたピアニスト西山 瞳さんとのDUOアルバム"El Cant Dels Ocells"にも収録した曲です。神代から受け継いできた素晴らしい自然を子孫に残していく事を切に願い、東日本大震災からの復興を八百万の神に祈る気持ちで書きました。
4. To Another World
ピアニスト佐藤 浩一が異次元をイメージした5拍子のオリジナルで、万華鏡の様に景色が移り変わるような幻想的で壮大な楽曲です。橋本 学の色彩感覚溢れるドラミングと佐藤浩一の歌心が冴え渡ります。
5. Greensleeves
伝統的なイングランドの民謡で原曲については明らかでないそうです。昔からさまざまなバージョンの演奏があり、それぞれコード進行や旋律が違っています。本作品ではアルコ(弓)奏法で最小限のコード進行で演奏しました。古今東西の万人が愛する根源的な曲で自由な発想になれる楽曲の一つです。
6. Dawn
夜のしじまから白みがかって朝に移り変わる様を曲にしました。邦題は"春はあけぼの"でも良いかもしれませんね。
7. St. Elmo's Fire
ドラムスの橋本 学が子供の頃、海洋冒険小説などで読んだ「セントエルモの火」から着想を得て書いたファンタジー溢れる曲です。嵐の夜にマストや帆柱の先端から青白い炎が立ち上り、臆病な船員が悪い事の起きる前兆だと恐怖に陥る話と記憶しています。冒頭のドラムソロ、全編に渡るトリオのインタープレイは圧巻です。
8. Valentine Blues
作曲した日がバレンタインデーだったので、曲名がそのままバレンタインブルースとなりました。この曲は通常のブルース進行ではありませんが、スウィンギーなブルースをイメージして書きました。
9. My Blues Tune
ラストナンバーは、ベーシスト"チャールズ・ミンガス"に触発されて書いた曲です。 プレイヤーそれぞれの魂(ブルース)を込める事が出来る曲になったと思っています。
安ヵ川大樹
Design
北川 正 (Kitagawa Design Office) http://kitagawadesignoffice.blogspot.jp/
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