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アルバムインフォメーション

 

『 and it begins 』 平 麻美子 (vo)
DMCD-21税抜2381円+税

『 and it begins 』 平 麻美子 (vo)
"She is a talent in the art of vocal jazz." Mark Murphy

ジャズシンガー、マーク・マーフィーにジャズボーカルの優れた天分を持つと言わしめた

平 麻美子の待望のデビュー作。

長年のコラボレーター、百々徹をピアノ、共同プロデューサーに迎え、

じっくり創り上げた新しいデュオの世界。  



   title

1 On Green Dolphin Street (4:43)♪
  written by Ned Washington & Bronislaw Kaper
2. So Many Stars (6:27)♪
  written by Sergio Mendes, Alan & Marilyn Bergman
3. I Can't Give You Anything But Love (4:19)♪
  written by Dorothy Fields & Jimmy McHugh
4. Blue In Green (4:46)♪
  written by Miles Davis
5. Night And Day (6:16)♪
  written by Cole Porter
6. A Happy New Year (5:51)♪
  written by Yumi Matsutoya
7. Tea For Two (6:35)♪
  written by Irving Caesar & Vincent Youmans
8. All Of Me (6:15)♪
  written by Gerald Marks & Seymour B Simons
9. Okuru Kotoba (3:53)♪
  written by Tetsuya Takeda & Kazuomi Chiba

 

 

Live Information





 


 

 

ライナーノーツ

 

 

and it begins

このアルバムは、くすぐったい言い方をすればデビュー盤になる。ジャズの世界に足を踏み入れてから○○年経っているのに、未だアルバム出していないんだ?と幾度となく周りに指摘され、ファンの方からのアルバムに関する問い合わせを受ける度、申し訳なさに押しつぶされそうになったものだ。誤解の無い様に申し上げておきたいのであるが、決して出したくなかったわけではないのである。デジタル技術と機材の進歩に依る恩恵を受け、レコーディングすること自体は日進月歩で身近な、そして手軽に実現するものになった。現に、二度ほどアルバムを作るチャンスはあり、スタジオに入りレコーディングをしている。完成した音源を片手にレーベル探しを試みるも、客観的に見て出したいと思える作品に仕上がらなかった故に自らの判断でデモとしてお蔵入りさせた。この辺りに妙に頑固な自分を見て嫌になってしまうのだが、如何せん細々とそれなりに活動が出来てしまっていた故に、今日を迎えるまで長い歳月が経ったのだろう。

ピアノの百々徹さんとの出会いは、2002年の春先だったように記憶している。彼がマンハッタンはアッパーウェストにある某ライブハウスで毎週日曜日にジャムセッションのホストをしていた頃、初めて彼の演奏を聴いてファンになった。当時、川を越えたニュージャージーに住んでいた私としては、セッションでピアノが百々さんに当たると、ああ、来て良かった!と心の中で鼓舞したものだ(ジャムセッションであるから色々なミュージシャンがやってくるので、必ず百々さんのピアノで歌えるわけでは決してない)。本当に長い付き合いである。そんな彼と、足掛け2年になるだろうか?デュオの仕事でほぼ毎週顔を合わせる機会に恵まれた。お客様に恵まれる日も、恵まれない日も、寒い日も、暑い日も、心から笑いたくなる日も、泣きたくなる日も、多い日は週二日、少なくとも週一日で演奏を続けた。この月日を経て出来上がっていったアレンジは、楽譜に起こされることもなく、全て我々の体に刻まれ、レパートリーとして蓄積されていった。要するにこのアルバムは、彼との出会いがなかったら生まれていなかった。そして、これは決してデュオとしての集大成ではなく、現在進行形の「平麻美子とその仲間」が創る音楽の一部、これからも続いて行く音楽の旅路のスナップショットのようなものだ。だからタイトルのand it beginsが全て小文字なのは、過去と未来の繋がりを意識して、始まりだけれども実際には既に始まっていて、文頭でも文末でもない、そういうところに引っ掛けてある。

最後になるが、今日まで私がやってこれたのは、沢山の人々に支えられ、学び、励まされたからだ。いつもライブを見に来てくれるお客様を一とし、友人、そして家族と感謝してもしきれない。このアルバムは、そんな皆さんのアルバムでもあると思う。本当にどうもありがとう。そして、これからも宜しくお願いします。

 

平 麻美子

 

曲の紹介

 

On Green Dolphin Street
ネッド・ワシントン、ブロニスロー・ケイパーの同名の映画の中のテーマ曲。ブロニスロー・ケイパーは、映画音楽の作曲家としてハリウッドのMGMスタジオで沢山の作品を残しました。ハリウッドの映画音楽というと、オーケストラ、弦楽器を連想する方も少なくないと思います。心なしかこの曲のメロディーもストリングスを彷彿させます。録音第一日目の一曲目に録音しました。このトラックが録れた時点で、「もう、これ、一曲目でしょう!」と話をしたのを覚えています。そして本当に一曲目になりました。

So Many Stars
セルジオ・メンデスの曲で、大学の卒業リサイタルの時に初めて歌って以来、ずっと歌い続けています。ニューヨークに来て最初に録音したデモテープでも歌っていて、その時のピアノは百々さんでした。以後、色々な方と演奏、録音(日の目を見ていませんが)。今回の百々さんとのデュオで、やっと私らしい、自然な形で録音できた気がします。

I Can't Give You Anything But Love
ドロシー・フィールズ、ジミー・マックヒューの名曲で、この曲をご存知の方は日本にも沢山いらっしゃるでしょう。6/8拍子で演奏していますが、この拍子で演奏することを思いついたのは、セントラル・パークで犬の散歩をしている時だったと思います。そこに百々さんがテーマ冒頭のリズムフィギュアを創り、クラシックなワルツ・フィールを加えて下さって、この形が出来上がりました。

Blue In Green
マイルス・デイヴィスのペンによる曲で、色々なシンガーが違う歌詞をつけて歌っています。この録音で採用した歌詞は、原曲に元々ついていた歌詞で市販の楽譜などにも掲載されているもの。恋の終わりが目の前の女性のイメージが伝わったら嬉しいです。また、唯一この曲だけトランペットの広瀬未来くんにお願いしてトリオで録音しました。録音中は、3本の糸が編みこまれて一本になっていくようなビジョンが頭の中に広がり、その感覚はこの曲を聴くたびに私の中で甦ります。

Night And Day
この曲は我々の色が一番濃く出たものじゃないかと思います。恐らく百々さんとのデュオとしての代表曲と言っても過言ではないのではないかしら?(どうでしょう?百々さん?)レパートリーの中ではテンポもあり且つクールな立ち上がりから徐々に後半に向かって熱くなる、気合ばっちり、攻めのナンバーです。

A Happy New Year
ニューヨークで松任谷由実さんの音楽だけを集め、ジャズ・ミュージシャン仲間と演奏する音楽のイベントを過去に二度企画しました。その時に演奏したのがきっかけで、そのままデュオのレパートリーになり今回の録音まで至ってます。演奏は、デュオの場合もバンドの場合もありますし、普通のジャズのライブのど真ん中に入れる場合もあれば、日本語の曲ばかりを集めた企画のライブでも頻繁に演奏します。この歌は真夏に歌っても、瞬時にして心も体も「冬」のスイッチが入ってしまう程、情景描写が素晴らしいです。

Tea For Two
アービン・シーザーとヴィンゼント・ユーマンス、ニューヨーカー・コンビの手による名曲。バースがあってこそコーラスが生きる、ブロードウェイ・メロディの典型かもしれません。どれだけ疲れていても、どんなに落ち込んでいても、これを歌うと自然と笑顔になってしまう、私にとっては魔法の歌です。

All Of Me
ジェラルド・マークス、シーモア・シモンズによる歌で、スタンダードの中で最も知られる曲の一つでしょう。かく言う私も初めて歌ったスタンダードの曲がこれなので、自分のレパートリーの中では一番古いものになります。最初は、極一般的にスイングで歌っていたのですが、歌詞の内容を読めば読むほど切なく感じられるようになり、バラードで歌うようになりました。

贈る言葉
海援隊の武田鉄也さんと千葉和臣さんによるこの歌は、武田さんが主演されたドラマの主題歌でした。ドラマの為に書き下ろしたのか、それとも歌が先なのか背景は分かりませんが、80年代を代表するヒット曲の一つでしょう。 自分の中では前出のA Happy New Yearと並んで、我々デュオの方向性に大きく影響を与えた曲じゃないかと思います。ライブでは、〆に歌うことが多いです。



 

             


 

Design


北川正 (Kitagawa Design Office)

 

 





 

 

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