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このデュオは2009年4月、東京下町小岩の小さなライブハウスから始まりました。 二人共、他のメンバーとの出演はありましたが、このデュオ、私が是非続けて欲しいなぁ〜と 思っていたところ「デュークエリントンソングブック」という形で実現し、大変嬉しく思っています。
それ以降 都内は勿論、日本全国をツアーし皆さんにあたたかく迎えていただき、 今回このようなアルバムもリリース出来ました!
日本を代表するテナーマンとピアニストの心温まるプレイを何度も一緒に共有し 二人の世界に引き込まれようじゃ〜ありませんか!
Jazz Club COCHI 店主 宮崎隆信
ここにあるのは、サックスとピアノのリラックスした会話だ。しかも、楽器を歌わせまくっている。 浜崎君はジャズ、僕はクラシックとジャンルこそ違え、同じサックス吹きとしてジェラシーを 禁じえない。 この楽器が本来、こんな風に人をアディクトするものだったことを 強力に思い出させてくれたのだ!雲井雅人(日本を代表するクラシックサックス奏者)
雲井雅人(日本を代表するクラシックサックス奏者)
ライナーノーツ
1899年に生まれたデュークエリントンはその生涯を作曲、演奏活動に捧げました。本名はエドワードケネディエリントン。デュークというのはニックネームで、いつも優雅なきちんとした身なりをしていたから。かつてのジャズミュージシャンはタキシードを着こなしとてもおしゃれで憧れの的であったのです。詳しい経歴はここでは割愛致しますが、アメリカの音楽の象徴であり、ジャズを作り上げて来た、否、彼そのものがジャズである、そういう偉大な音楽家なのです。
浜崎航
Warm Valley このアルバムは心温まるこの曲から。日常の散らかった感情を優しく音楽の世界に誘ってくれる、そんな雄大さを持った曲です。私達はライブのときもこの曲を一番最初に演奏することが多いのですが、自然に、ゆったりと、音楽の中に自分たちが溶けて行き、音楽の神様に抱かれる感覚を与えてくれる。タイトルもまさに偉大なる母性を暗喩しているのでしょう。片倉真由子の雄大なピアノイントロをお楽しみください。(浜崎航)
Portrait of Louis Armstrong エリントンによる"New Orleans Suite"からの一曲。ルイアームストロング、その生涯を通してジャズに息吹を与え続け、今なお進化し続けるジャズミュージックのすべての側面に影響を与え続けている、ジャズの父ともいえる存在、へのオマージュである。ルイアームストロングの生き方こそが、まるでジャズの歴史そのものであるかのようだ。いつも陽気に笑い、歌い、演奏し続けたルイ。エリントンが捧げたこの曲も躍動感にあふれ、そう遠くない昔にニューオーリンズで生まれたジャズという素晴らしい音楽へ敬意を表しているかのごとく、喜びに満ちている。(片倉真由子)
Low Key Lightly
Take the A Train 1941年にレコーティングされ、デュークエリントン楽団のテーマソングともなったこの曲は、デュークエリントンの片腕であるビリーストレイホーンによって、1939年に作曲された。今や、世界中の人々に愛され、ジャズの代名詞ともいえる曲である。(片倉真由子)
Come Sunday 1943年、カーネギーホールにおいて初演、1958年にスタジオレコーディングされた組曲、Black, Brown and Beigeからの曲。デュークエリントンが、アフリカンアメリカンの歴史を表現したものがこの組曲である。アフリカからアメリカへ奴隷として連れてこられた黒人達は、いっさいの自由を奪われ、白人達の監視のもとに働いていた。彼らが解放される日曜日、黒人達は歌い、踊り、神へ祈った。おおらかなメロディーと「神様、どうか私たちを見守っていて下さい」という歌詞に、魂を強烈に揺さぶられる。(片倉真由子)
Jump for Joy 1941年に公開された、エリントンが手掛けたミュージカル、"Jump for Joy"からの一曲。このミュージカルは、出演者が黒人のみで構成された時事風刺劇であり、アメリカ社会に対するメッセージが込められたものだ。その名の通り、喜びに満ち溢れた楽しい曲だが、誰もが幸せでありたいという願いが込められているように感じる。(片倉真由子)
The Star-Crossed Lovers デュークエリントン、ビリーストレイホーンが手がけた組曲、"Such Sweet Thunder"。12のパートから成るこの組曲は、ウィリアムシェイクスピアの戯曲を反映したものである。その中の一つ、"The Star-Crossed Lovers"は、戯曲「ロミオとジュリエット」をテーマとしたものであり、悲劇の道を辿らなければならなかった恋人達の運命を、美しくも儚い、聴く者の心を捉えて離さない叙情的なメロディーで描いている。(片倉真由子)
The Feeling of Jazz 1962年、デュークエリントンとジョンコルトレーンによるコラボレーションが実現した。タイトル通り、ジャズを感じること、汲み取ること、演奏することの喜びに満ちた一曲である。人は誰もが、ある何かから解き放たれて自由になる瞬間があるように感じるが、私たちはこの曲を演奏することによって、純粋に音楽を楽しみ、もっと自由になりたいと思うのだ。(片倉真由子)
The Single Petal of a Rose "The Queen's Suite"(女王組曲)は、エリントンがイギリスの女王、クイーンエリザベス二世のために書いた組曲である。1959年に、できあがった一枚のCDが、バッキンガム宮殿に届けられたという。デュークエリントンの曲は、どれをとってもメロディーが非常に美しく、踏ん張らないとこちらが曲に負けてしまいそうになる。この曲もまさにそうした一曲であり、ひとひらの薔薇が優雅に、しかしどこか儚く舞い落ちるような、そんな印象を受ける。いつも全身全霊を捧げて演奏する。(片倉真由子)
Design北川正 (Kitagawa Design Office)
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