D-musica   Top FLYER LINKS About us お問合せ

 

アルバムインフォメーション

 

exprimo / 古谷 淳
DMCD-04  税抜2381円+税

▼ 下記のサイトで購入できます 
HMV

TOWER RECORDS

disk union

 

D-musca 第四弾    2010.1.16 Release 予定


響きあう五つの個性、華ひらく豊かなハーモニー。

柔らかな旋律に彩られた、物語性に溢れる世界を描く楽曲。
そして繰り広げられる五つの個性の対話。
響きあいの中から、豊かな、そして新たなハーモニーが華ひらいてゆく。
今注目の若手が集う、福冨博1stリーダー作!!

 

Flyer
フライヤー

 

 

   title

Live Information


 

 

 

Member Profile

 

福冨 博
大阪出身。
14歳から独学でギターを始め、ロック、ポップス等を演奏する。
高校卒業後、甲陽音楽院に入学し、ジャズに出会う。
自己のグループを結成し、オリジナルを中心に演奏活動を始める。
在学中は土野裕司氏、柴田達司氏に師事。
この時期にMike Stern氏のマスタークラスを受講する。
その後、Bill Frisellの音楽に衝撃を受け、彼の師であるJon Damianのレッスンを取るべくバークリー音楽大学に留学する事を決意する。
奨学金試験に合格し、2004年秋に同校留学。
在学中は様々なコンサートやレコーディングに参加し、2006年にはGuitar Department Achievement Award を受賞。
ギターをJon Damian, Bret Willmott, Bruce Saundersに、
インプロヴィゼーションをHal Crook、Dave Santroに、
アンサンブルをJoe Lovano、George Gazoneに師事。
2006年12月卒業。
その後、Ben Monderにコードワークについて師事。
2007年8月完全帰国し、都内を中心に自己のグループ等で活動中。

山本 昌広
1980年、神戸生まれ。
甲南中学入学と同時にアルトサックスを始める。高校二年生のときには部長を務め、スチューデントジャズフェスティバルで神戸市長賞、個人賞を獲得する。
18歳のときに小曽根啓氏に出会い、5年間師事する。高校卒業後は甲南大学に進み、
Newport Jazz Orchestraの一員として、一回生のときに山野ビックバンドジャズコンテストで10位入賞を果たす。
大学入学後は地元のクラブや大阪のライブハウスなどで、自己のバンドや、ほかのミュージシャンたちとも精力的に活動する。
甲南大学卒業後、NYのNew School Universityに進学し、在学中から様々な種類の音楽、バンドで活動する。
Jane Ira Bloom, George Garzone, Sonny Fortune, などと共演する。そして2007年5月に卒業。
現在ではRachel-Zのバンドで、Blue NoteとDizzy's Clubに出演。Jeremy
Peltとも共演し、高い評価を得る。自己のバンドでも精力的に活動中。

佐藤 浩一(Piano)
米バークリー音大卒。
5歳よりピアノを、16歳からジャズピアノを始める。
05年浅草ジャズコンテストで「宮里陽太Quartet」としてグランプリを受賞。
同年夏渡米・バークリー音楽大学に留学。
JoAnne Brackeen、Allan Mallet、Danilo Perezらに師事。
06年「ピアノデパートメントアチーブメント賞」受賞。
ノーステキサス・ジャズフェスティバルで「アウトスタンディングソリスト賞」
受賞。
同校卒業後ニューヨークに移住。Kevin Haysに師事。
08年帰国し都内で演奏活動を始める。
原朋直、土岐英史、佐藤達哉、多田誠司、岡崎正典、鈴木央紹、橋爪亮督、谷口
英治、市野元彦、佐藤"ハチ"恭彦、安ヵ川大樹、バイソン片山、マークテイラー
、菅沼孝三らと共演。
現在、自己のグループのほかに、Routine Jazz Sextet、hip chick(市原ひかり、
倉内達矢、川内啓史、小笠原拓海)、布川俊樹カルテット、赤松敏弘カルテットな
ど、さまざまなグループで活躍中。

池尻 洋史
1979年生まれ。千葉県出身
幼少の頃よりエレクトーンを習い、即興演奏に興味を持った。
中学、高校と吹奏楽部に所属し、様々な楽器にふれる機会を得た。
千葉大学に入学し、モダンジャズ研究会に所属。
アコースティックな低音の世界に惹かれ、Jazzコントラバス奏者を志し、山下弘治氏に師事。
在学中より、積極的なセッション活動とストリート演奏を通して、演奏技法に磨きをかけ、徐々にライブスポットでの演奏に活動を展開した。
アンサンブルにおいて、刺激の中心となりつつもサウンドの基礎をしっかりと支えることを信条としている。
2007年には横浜ジャズプロムナード・コンペティションにてグランプリ受賞。
2008年にはNHK-FM Session-2008に出演。

 

柴田亮
大阪生まれ。幼少の頃から音楽に親しみ、10歳の頃、ドラムに出会う。中学高校と江森文男氏に師事し、高校卒業と同時に神戸の甲陽音楽院に入学。在学中に関西のJazz
clubでの演奏するかたわら、様々なジャンルのバンドに参加し経験を積む。2002年に、同校が主催するBerklee音大の奨学金テストに合格し、留学を決意。
2003年の初春、ボストンのBerklee college of musicに入学。同校にてTerry linn Carringhton,
Mark walkerにドラムを師事し、How to Improの著者として知られるHal Crook(Tlb)、Jerry
Bergonzi(T.sax)のBassistとして知られるDave
SantoroにImprovisationのレッスンを受講する。また、在学中には客員教授である小曽根真氏のマスタークラスを受講し、氏を通じて現在NYにおいて最も多忙なドラマーの一人Clarence
Pennとも交流を深める。
2007年から卒業に至るまで同校の学生選抜グループに参加しオレゴン、カリフォルニア州へのツアーや、北米三大Jazz
Festivalのうちの一つJVC Jazz Festival in
NYCに出演。そして同年9月に同校において最も栄誉とされるBerklee Monterey Qurete2008の一員としてMonterey
Jazz Festivalに出演する。その時の演奏はとても好評で、地元新聞氏に絶賛され、その時のライブ音源が地元ラジオ局からカリフォルニア全土に放送された。その後も2008年3月には同グループでDave
Douglus率いるSF Jazz
colectiveのボストン公演で前座を努め、8月にはボストンの現代美術館での公演を行う等、積極的に活動する。
2008年9月に東京に居を移し、吉本章紘カルテット、古谷淳トリオ、佐藤恭子リトルジャズオーケストラ等のグループに参加し首都圏を中心に精力的な活動を行っている。

 

 

 

 

 

紡がれる音                     福冨 博


 

自分自身のオリジナルを収録したCDを発表する事が出来るのは、

もっと先の事だと思っていたのですが、
こうしてD-musicaより発売させて頂ける事になるとは
思ってもみませんでした。

このCDの録音は2009年3月にしました。
このメンバーで3月にツアーをし、 メンバーと相談をした結果、
発売する予定のないまま、 ツアー後に録音をする事になりました。

幸運にも、その音源を安ヵ川さんと水野さんに聴いて頂くことになり、
第4弾として発売という運びとなりました。

ツアー中は、 僕が作曲したものだけでなく、
メンバーのオリジナルも演奏していましたが、
その時からバンドで自分の曲を演奏すればするほど、
僕の手から離れて行き、メンバーで曲を作っていく、
という作業をしている様に感じていました。
今、録音を聴き直しても、そう思えます。
このCDに入っている曲は1曲を除いて僕の曲ばかりですが、

メンバー全員で作り出したものになっていると思います。

それぞれが考えた方法で、
そこにあるべき音を紡ごうとし、
譜面には書かれていない、
僕には聴こえなかった音がメンバーの手によって、
発掘されるような気持ちでした。
その瞬間は何物にも代え難いものです。
そして同時に、こうして作られた音楽が、
聴いて頂ける形になった事に、喜びを感じています。

そうして僕の曲を広げてくれたメンバーを紹介します。

佐藤浩一、柴田亮の2人と出会ったのは、
バークリー音楽大学に留学していた時でした。

柴田氏は日本で同じ専門学校に行っていたにも関わらず、
日本では接点がなく、バークリーに入ってからも、
すぐに一緒に演奏を出来たというわけではなく、
学校での最後のリサイタルを頼んだ事で、
共演する機会が増えて行きました。
ボストンに居る間に参加した他のグループでも、
共演する事が度々あり、僕の演奏と音楽性を、
よく理解してくれている人だと感じています。

佐藤氏は、僕がバークリーに入って、
一年程経った頃に出会いました。
佐藤氏にも最後のリサイタルを頼んだ事が、
今も一緒に演奏しているキッカケだと思います。
最後のリサイタルまで、
学内で演奏して来た自分のリサイタルは、
ピアノを入れた編成というのは一度もなく、
その理由としては、
自分の曲に合うピアニストが居ないと
感じていたからなのですが、
彼の演奏を聴いた時に、自分の頭の中で、
曲に合ったピアノのサウンドが鳴り始めました。
今では作曲する時には、彼の弾くピアノをイメージして曲を書く事もあり、
僕の音楽にとって、 欠かせないサウンドを持っている人です。

サックスの山本昌広との出会いは、
留学中に一時帰国した際に、
大阪でジャムセッションに行きました。
そのセッションに山本氏も来ていて、聴いた瞬間から、
いつか自分のオリジナルを演奏してもらいたいと、
思っていました。
その後、一緒にライブをする機会に恵まれ、
こうしてCDでも吹いてもらう事が出来ました。
僕はあまりメロディーに関して、
譜面に細かい指示を書かず、
最低限の情報のみにしているのですが、
それは、メロディーを演奏する人が、
各々の唄い方を考えてほしいという部分があるからです。
山本氏は、その唄い方という部分を
よく考えてサックスを吹いてくれます。
彼は作曲されたメロディーを、
聴いている人に、本当に伝わる形にしてくれる人です。

そして、ベースの池尻洋史との出会いですが、
このバンドを頼む前には、
一度しか一緒に演奏した事がなく、
僕のオリジナルを理解してもらえるか、
不安な部分もありましたが、
ツアーが始まり、蓋を開けてみると、
オリジナルを発展させる為のアイデアや
方向性の話し合いも、とてもスムーズでした。
何よりもベースを聴いていて、
自分が安心出来るのが、とても心地良く、
バンドを支えてくれる人です。

最後に、ライナーノーツにも書いて頂きましたが、
作った曲には、僕自身が感じている事や
見えているものはあります。
このCDを聴いて頂いた方には、
僕と同じものは見えないかもしれませんが、
聴く人によって、違うものを見せる事が出来るのが、
音楽の良い所だと思っています。
CDを聴きながら、
自分だけのストーリーや風景を作って頂ければ、
作曲者として嬉しく思います。

 

                                             2010年 福冨 博 

 

 

ライナーノーツ

 

優れたジャズのギタリストには、職人的気質が少なからず宿っているように思えてならない。
その卓越した演奏技量だけに限ったことではない。雰囲気や佇まいまでもが、他のジャンルのギタリストからはなかなか嗅ぎ取ることのできない、独特の匂いだ。福冨博にはその匂いがする。デビュー作品なのに、1曲をのぞいてすべて自ら手掛けたオリジナル曲で勝負するという男気。しかも、その1曲も安易にスタンダードを選ぶのではなく、メンバーのサックス奏者、山本昌広のナンバーという徹底ぶりなのだ。あっ晴れなまでのストイックさ。それもそのはず、どの曲も、ついつい口笛を吹きたくなるほどの美メロがオンパレードなのだ。この誤魔化しのきかないクインテット編成が奏でるスリリング感とリラックス感が同居する魅力的なサウンド。ギターとソプラノ、アルトサックス、ピアノとサックスのバランスと統一されたれた重奏が圧巻。厳格に同じ音あるいは同じ旋律を奏でるユニゾンの見事さには目を見張るものがある。アンサンブルここに極まりといった感じだ。日本料亭の会席料理というか、色とりどりの炊き込みご飯や薄口醤油で仕上げられた煮物のように、見た目(ぱっと聴いた感じ)に美しく、繊細さが感じられる。楽器の音一つ一つが丁寧に編みこまれたあじろのように、きちっと調和がとれている。このアルバムの7曲いずれの曲も滑らかかつ人肌の温もりを湛えていて耳に優しく、5人の息の合った演奏があますところなく、その独特の匂いがしみ込んだ曲の良さを引き出している。

1.Rings of Saturn
オープニング・チューンはCDのタイトルにもなっている"土星の環"は、アルバムを象徴するような透明感のある優美なナンバー。端正なギターに雄々しいベース。心地よさと刺激。複雑で難しいことを、いとも簡単にやってのける5人のまとまりがお見事。
作曲した福冨によると、色んな物が混じりあって出来ているこの世界も、遠くから見れば"土星の環"のように一つに見えるのかもしれないとのことだ。それがこの曲のタイトルの由縁。
2.Lost and Found
どこか懐かしく、覚えやすいメロディー。直訳は"遺失物取扱所"だが、時代の忘れ物ということを聴いていると気づく。何でも手に入る時代だけど、実際、失ったものはあまりに多すぎる。忙しい世の中、せめて音楽だけは昔の輝きを取り戻してあげようといわんばかりに眩い。佐藤のピアノがスペーシーな展開がメリハリをつけていて面白い。
この曲について、福冨に教えてもらった。これは彼の実体験からとのこと。東京に来てすぐ、財布を落としたらしい。カードや免許証をなくしてしまった絶望のさなか、親切な人が拾ってくれて、何一つなくさずに手元に戻った時の安堵感を表現してみたとのこと。
3.Lotus
福冨のギターと池尻のベースの美しくも穏やかな導入。山本の心安らぐソプラノサックスが心地よい。ギターの音色がリコーダーの音のようにも聴こえ、よく歌っている。ギターの奥深さを感じさせる。Lotusは、仏の座る台座、すなわち"蓮華"。この静謐さを湛えた、悟りの境地といえばいいのか、煩悩の汚れなど微塵もない、清浄な、穏やかな曲。
福冨は、この曲を書いている最中に、花が開いていくような、あの神秘的な瞬間が見えた気がしたらしい。
4.Sakasama-no-Tokei
"さかさまの時計"を聴きながら、雑誌『Agora』(2009年11月号)をぱらぱらめくっていると、ライブ・ジャズ・イン・ニューヨークという特集があった。書き手は作家の村上春樹だ。冒頭を抜粋すると、「もしタイムマシーンがあって、それを一度だけ好きに使っていいと言われたら、あなたはどんなことをしたいですか?僕の答えは決まっている。1954年のニューヨークに飛んで、そこのジャズ・クラブでクリフォード・ブラウン=マックス・ローチ五重奏団のライブを聴いてみたい。それが僕の望むことだ。」と、ワクワクすることが書かいてあった。3分10秒過ぎたあたりの佐藤のピアノが誘う、タイムマシーンで過去に遡ったかのような、錯覚の世界。見事にシンクロしていた。
福冨曰く、タイトルは時間旅行を現している。曲自体が一つの物語のようになっていて、時代を旅するような感覚なんだと。うん。それにしても表現が巧みだ。
5.The Place We Had
そしてこの美しいナンバーに至る。曲の並びにも、なにかストーリーを感じる。山本の透明感溢れるソプラノサックスのあとの、池尻のベース・ソロが秀逸。影の主役。それにしても、凪の心境のような、心温まるスロー・ナンバー。
福冨に確認したところ、The Place We Hadに込められた意味は"秘密基地"とのこと。子供のころ、立ち入り禁止の看板とか柵が作られたりして、入れなくなって行き場を失うというのが子供の頃の思い出としてあるとのこと。僕にもある。だから理解できるし、すべからくみんな持っているんじゃないのかな。あのころ、親友と共有したあの場所。それにしても抜群なネーミングだ。
6.New Moon
なにか神秘的な曲名はについて、福冨曰く、"新月"は皆既日食で太陽が隠れるさまをイメージし、何かが起こる前兆のようなものが曲のモチーフになっているとのこと。福冨のギターには一切の迷いもなく潔い。柴田のドラムも佐藤のピアノも印象的。
7.Chasing
この曲だけサックスの山本の曲。もちろん収録候補曲としてレパートリーは豊富にもかかわらず、福冨みずから「山本昌広さんに録音させて下さいと頼んだ」とのこと。後半の、壮絶で丁々発止とした掛け合いが、激しく競うカー・チェイスを思わせる。なるほど、ラストを飾るに相応しいチューン。聴き終えたあと、さわやかな読後感にも似た爽快さがのこる。閉めにこれまでと変化をつけた曲を持ってきたことで、アルバム全体に深みが増している。このバランス感覚。さすが。

 

(2009年11月 前泊正人)

 

 

Design


北川正 (Kitagawa Design Office)

 

 

 

 

 

このページのトップへ

 

 

会社概要   |   個人情報保護ポリシー   |    特定商取引法の表記